・仕込場所について
・キッチントレーラーの活用方法について
キッチンカーのメニューを決める上で大切なのが、仕込み場所です。
仕込み場所が決まらないと冷凍食品などに切り替える必要性があるかもしれません。
そこで今回は、キッチンカーを買う前に知っておいた方が良い、仕込み場所についてみていこうとおもいます。
自宅キッチンで仕込んで良い!?
結論:条件を満たせば、仕込も可能。
しかし、ハードルは意外と高い?
- 営業許可が必要
◦そうざい製造業、菓子製造業等、食品衛生責任者 - 独立したキッチン
◦プライベートと分け、個室空間であること - 設備の導入スペース
◦2層シンクの水道工事等
※地方自治体の保健所によって見解が異なります。ご確認ください。
自宅キッチンや持ち家の空き家を改装するのがコスト的にもお勧めです。ですが、ご自身の目的と用途に合わせるのが一番だと思います。
仕込み場所は必要なの!?
仕込みの定義は?
『切る・混ぜる・捏ねる』などの製造工程
冷凍品等を「温める、焼く、蒸す、揚げる」などは該当せず、仕込み場所は不要です。
※こちらも地域の保健所にご確認ください。
仕込み場所のおすすめは?
価格 | 難易度 | 制約 | 通販 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|
自宅 | 10万~ | (許可) | 高いキッチン | 独立できる | 複雑工程 | 長期間
レンタル (キッチン・スペース) | 3000円~ /1時間 | 簡単 | 時間制限 | 複雑工程製造所責任 チェック厳 | 簡易品目 |
コンテナ (庭など置く) | (金銭面) | 普通工事必須 | インフラできる | 複雑工程 | 長期間|
キッチンカー | (金銭面) | 普通200リットル | 給水タンクできない | 簡易品目 | |
キッチントレーラー | (金銭面) | 普通200リットル | 給水タンクコンテナ扱い | 車輪を外し簡易品目 | 複雑工程
自宅を推す最大のメリット
コスト面はもちろんですが、「通信販売」に切り替えることができるという点です。
コロナ時はイベントがことごとく中止になり、キッチンカーでの営業はとても苦しい状況になりました。
『リスク分散』や『選択肢を増やす』という意味でも通信販売も視野に入れても良いかもしれません。
自宅仕込み以外の選択肢は!?
自宅を改装するハードル
自分か親族の持ち家がなければいけない
住んでいない空き家でないと改装費が高くなる可能性
(キッチンをプライベートとは別の独立空間にしなければいけない)
リビングとキッチンが繋がっていてもいけない
おすすめは自宅なのですが、ハードルが高いのが特徴です。
なので、『トレーラー』を活用方法をご紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
仕込み・作業スペースが広い 仕込みと販売が一台で可能に 車輪を外せばコンテナ代わりに 何かあれば、通信販売に切替しやすい | 駐車スペースが2台分必要 イベント出店では牽引車は別の場所に? コンテナとして使うならインフラ工事必須 保健所と事前に要相談しておくと安心 |
駐車スペースを確保できるのであれば、資産価値が減りにくいトレーラーの選択はありだと思います。
仕込み工程が簡易的なら、キッチンカーで給水タンク200リットルが良いかもしれません。
まとめ
自分の取り扱いしたいメニューと環境に応じて、仕込み場所を選ぶのが良いと思います。
はじめからキッチンカーを購入するのではなく、まずはレンタルキッチンで商品を作り、マルシェなどにテントを用いて出店してみてはいかがでしょうか?
繰り返しにはなりますが、各自治体の保健所によって見解が異なるため、事前に確認をおすすめします。